55hiaceと言います。ハイエースと車中泊のブログをやっています。
電動インパクトを使って10年以上ぶりに自分でタイヤ履き替えをやってみました。
今回は、初心者さん向けのタイヤ交換の楽々のグッズの紹介です。
これを見れば、タイヤ交換(履替え)が自分で頑張る気になります。
できるだけ楽に交換をするために、bal 1309 大橋産業の電動インパクトを購入しました。
車のシガーソケットから電源を取るタイプです。
注意点はありますが、便利に使えます!楽々、タイヤ交換の必需品です。
bal 1309を使った久しぶりのタイヤ交換、自分でやってみると、色々おもしろい学びがありました。
初心者&久しぶりの方、参考にしてください。同メーカーの1307、1305との比較もあります。
こちらは記事に連動した動画です。短時間にまとめています。(実際の動きも確認できます。)
電動インパクトレンチ 大橋産業 bal 1309のレビュー
この手の商品を使うのは初めてです。これまでは十字(クロス)レンチ、車載工具しか使ったことがありませんでした。
最初から購入を狙ったいたわけではありませんが、予想以上に安く販売されていることを知って、購入に踏み切りました。
私、3,980円(送料込み)で購入しましたが・・同じショップで1か月もたたないうちに1,000円近く値上がりしていました。
結論から言いますが・・この商品、ハイエースのタイヤ交換に、かなり使えます。
わたしのような、素人さんには最高の商品だと思います。
良かった点をまとめます。
作業がとにかく楽で速い!
とにかく作業が早くて楽で速いです。
これまでやっていた十字(クロス)レンチを使ったタイヤ交換では、車をジャッキで上げる前に、タイヤのナットを緩めていたのですが、電動インパクトの場合、これが不要です。
ジャッキで車体を上げた後でも、インパクトレンチの場合は、「カチン!」「カチン!」と音を出しながら、ネットを緩めてくれます。
超高速!ひと手間、とらないという感じです。
実際に使用している動画も撮影しています。ぜひご覧ください。
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本体の電源コードの長さが、ギリギリ良い
ハイエースのアクセサリー(シガー)ソケットから、リアのタイヤへギリギリ届きます。
余裕はありませんが、作業には困らないレベルです。
大丈夫か?と不安に思っていましたから安心しました。
ナローモデルのうちのハイエースがギリギリですから、ワイドのハイエースの方は、3.5mで届くかどうか確認された方が良いです。だめならケーブルを延長しましょう。
ポータブル電源を使いたい人は、過電流に絶対 注意!
このインパクトドライバーは、車のアクセサリー(シガー)ソケットから電源をとるタイプです。
エンジンを停止した状態にすると、バッテリーへの負担が気になるのでエンジンを掛けて作業をした方が良いと思いました。
しかし・・ディーゼルエンジンは、近くにいると結構、カチカチ?とにぎやかです。
それなら!ポータブル電源を使えばいいじゃない!と良いアイデアを思い付いたつもりですが、これが失敗でした。
最初は良かったのですが、1分程度、使用してすぐにエコフローは、「OVERLOAD」の表示で、停止してしまいました。(下の写真)
おまけに、再起動の方法がわからず、DCポートからの出力ができない状態です。エコフローのサポートへメールをしています。(5日たっても返事なし・・困ったもんです。)
インパクトドライバーのヒューズが10Aとありました。
よく調べてみると、エコフローの方は、「各ポート最大13.6V DC、3A」とあります。
完全な過電流でした。
このポータブル電源、電子レンジも使えるすごいヤツでして・・
調べもせず過信してました。AC(交流)、DC(直流)の種類も全然違うのに、完全なミスでした。
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付属の薄型ソケットが使える(助かる!)
最近のアルミホイールはデザインによっては、普通サイズのレンチではホイールの穴に入りません。こんな状況とは、まったく知りませんでした。
まぁ、10年ぶりですから・・仕方ないですね。
拡大した画像が下です。向かって左が十字(クロス)レンチ【普通型】、右が薄型のソケットです。よく見ると確かに薄いです。
ホームセンターへ行って、販売されている最近の十字(クロス)レンチを見ると、普通車にタイヤナットのサイズである、21mmについては、普通の厚さのソケットと、薄型の2つが備わっている商品が販売されていました。これが普通なのですね。下のような商品です。
画像はAmazonより、画像はリンクしています。
この商品を使って困った点
とっても満足な商品ですが、困ったことが1つだけあります。
困った点というのは、どれくらい締め付けているのかわからないという点です。
説明書には、「3~4回のインパクトで80~120N・m」と書かれています。3~4回「カチン」「カチン」とインパクトさせれば良いのだと思いますが・・
本当は、3回「カチン」となったけど、自分で力を入れていないので、何となく心配な気がしてしまって、多めにやってしまいます。わたし、多分、6回くらいは、合計で「カチン」とやっていると思います。
こりゃ、「締めすぎになると、まずいぞ。」と思い、締め付けのトルク(締め付け具合)を調整できるトルクレンチを買いたいと思い、Amazonや楽天を調べていました。
すると・・自分が購入した商品を超える?いい物を見つけてしまいました。
見つけたいい物とは?同シリーズの比較表(bal 1307 1305)
最初から知ってたらこれ買ってたかも、ちょっと後悔です・・
いいなと思ったのは、同メーカーのシリーズの、bal1305です。
どれくらいの力締め付けたか(トルク)の設定、表示機能があるからです。
うちが購入した1309と1305の価格差は、幅を見ても1,500円~2,000円です。どうしても、締め付けトルクが気になる人は、1305がいいですね。
締め付けトルクの測定は、別のきちんとした物?を使いたい人もおられるでしょう。
1309にピッタリの商品を下で紹介しています。
また、最小限度の楽々作業をしたい方は、別にトルクレンチは購入しなくても大丈夫!
トルクレンチがなくても、車載レンチなどは、締め付けトルクをちゃんと考えて作られていることを知りました。(後半に説明)
大橋産業の電動インパクトドライバー比較表 必要情報はホームページより抜粋
モデル名 | 1309 | 1307 | 1305 |
2023.3.30 amazon 価格 |
4,323円 | 5,200円 | 5,980円 |
特徴 | 価格が安い 小型 |
握りやすい ケース付き |
出力トルク 設定・表示あり |
入力電圧 | DC12V | DC12V | DC12V |
最大出力トルク | 343N・m | 343N・m | 可変設定可 |
角ドライブ | □12.7mm | □12.7mm | □12.7mm |
連続使用時間 | 10分 | 10分 | 10分 |
ヒューズ | 10A | 10A | 10A |
トルク | 3~4回のインパクトで80~120N・m | 3~4回のインパクトで80~120N・m | 80~340N・m |
電源コード長 | 3.5m(有効長) | 3.5m(有効長) | 3.3m(有効長) |
本体サイズ | 74(W)×212(D) ×83(H)mm |
92(W)×210(D) ×170(H)mm |
83(W)×204(D) ×203(H)mm |
本体質量 | 1.25kg | 1.3kg | 1.36kg |
付属品 | アルミホイール対応 薄型ソケット 19・21mm | アルミホイール適応 超薄型ソケット 19・21mm | アルミホイール適応 超薄型ソケット 17・19・21mm |
予備ヒューズ(10A)×1本 | 同左 | 同左 | |
その他(印象) | 従来モデル ケースなし 形状:筒形 |
新型 ケース付き 形状:ピストル型 |
モデル:最新 取扱説明書 |
大橋産業 BAL No.1309 電動インパクトレンチ
1309を購入した私・・トルクレンチのない人はどうする?
以前は気にしたこともなかったのですが、ネットで色々調べていると、タイヤのネジ(ナット)をどれくらい締め付ければよいのか?締め付けトルクに悩む人もおられ、ていねいな解説がありました。
トルクレンチを購入しますか? それとも自力でいきますか?
トルクレンチを購入する方
トルクレンチと言うのは、タイヤのネジ(ナット)を締め付ける力を測定する機器です。
ハイエースの、締め付けトルクは、100N・m です。トルクレンチを使えば、適正な力で締め付けているか確認できます。
上のトルクレンチが一番安かったです。3,000円少しであります。ただし、本体(持ち手部分)のみでソケット部分がありません。
そのため、インパクトレンチ(bal 1309等)に付属のソケットを使うと良いです。
差し込み角って何だ?【重要ポイント】
上のレンチには、「差し込み角」の違い等により、3種類あります。差し込み角というのは、レンチ本体とソケット部分を接続する四角い穴のサイズのことです。
商品のタイプ | 本体の長さ | 差し込み角 (四角の穴のサイズ) |
締め付けのトルク |
タイプ1 | 25㎝ | 0.6(6.3) | 2.5~15 Nm |
タイプ2 | 40㎝ | 1.0(9.5) | 20.4~108.5 Nm |
タイプ3 | 48㎝ | 1.3(12.7) | 27.1~203.5 Nm |
※ハイエースの、締め付けトルクは、100N・m です。
・差込角が1.3(12.7)、1.0(9.5)を購入すれば、何とかなりそうです。
・購入するのであれば、余裕を見て1.3がおすすめできます。価格も200円以下の差額です。
トルクレンチを購入する方は、12.7mmの差し込み角の商品を購入すると本体だけで、無駄のない買い物ができますよ!
このあたりの話を、くわしく知りたい方、コーケンツールショップさんのホームページがとてもわかりやすかったです。
トルクレンチは買わない方
冬前後のタイヤ履き替え時しか使わないトルクレンチです。わざわざ購入するのは無駄なような気がします。
何より、不器用ですが・・バイクや車が好きだった私は、これまでも車載工具やホームセンターで購入してきた十字(クロス)レンチでタイヤ交換してきて、何の問題はなかったです。
ネットで調べると、いろいろ情報がありました
車載のレンチを使って、体重を「グッ」って掛けた状態が適切な締め付け具合のようです。そういう計算で車載工具は作ってあるようです。
チューリッヒ ホームページ ホイールナットの締め付け(下に引用元のリンクあり)
適正トルクでの締め付けが難しい車載工具では、最後に体重を軽くかけて「ぐっ」と締め込むと良い、とよくいわれます。筋力に頼ってしまうとトルクがかかり過ぎてしまうため、これを防止する目安として「体重をかける」と表現されているのです。ホイールレンチを回すというよりは、体重を乗せて押すイメージで最後の締め付けを行ってください。
参考記事
チューリッヒ ホイールナットの締め付け
中野自動車商会 中野忠浩のブログ(燕市)0120-559-154
厳密には、車ごとに締め付けトルクが違うので、市販の十字(クロス)レンチを購入すると、正しい締め付けは難しいような気がしますので、気になる方は、車載工具でトライしてください。
私は、十字(クロス)レンチで、「ぐっ」「ぐっ」で終わりにしました。
まとめ
ひさしぶりのタイヤ交換で、いろいろ学ぶことがありました。簡単な作業ではありますが楽しくやらせてもらいました。
学んだこと
- ホイルの形状によっては、薄型のソケットが必要になる
- ソケットレンチには、「差し込み角」という規格があり、これを合わせれば他社の部品を組み合わせることができる。
- 車載工具は、締め付けトルクを考えた長さで作られている。
自分でやると、いろいろ「わかる」ことがあって面白いですね。
「夏用タイヤ」→「冬用タイヤ」の変更時にブログの記事に書いたのですが、タイヤの履き替えの費用は結構かかります。
中国地方の山の中のイエローハットの価格(4本 税込み)
・組み換え 16,280円 履き替え 5,500円でした。2022/11月
履替え:ホイールが付いているタイヤを車に装着
組替え:ホイールが付いていないタイヤを車のホイールに装着する(タイヤとホイールを組む)
妻の軽自動車も、電動インパクトで履き替えをしましたから、電動インパクト4千円のもとはとれました。
ハイエースを購入したら今まで面倒だった作業も楽しくなりました。おもしろいものです。
実際のタイヤ交換の苦労ポイント
- ハイエースのジャッキの位置(かけかた)
- 超重いタイヤを車体にはめ込むコツ(素人視点)
など、実際のタイヤ交換と新しく購入したお気に入りのホイールのお話は別記事に書かせていただきます。
新しいホイールはこんな感じです。
MID ガルシア シスコ MOON と言います。ホイールの中心にフタ?カバーをつければレトロな雰囲気になります。とっても気に入っています。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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