55hiaceです。ハイエースで車中泊などを楽しんでいます。
「車中泊」や「くるまごはん」をする機会が多くなってくると、車内の換気がしたくなる場面がありませんか?
- 食事のにおいが気になる時
- 車内調理をする時
- 車中泊の朝、外の新鮮な空気を車内に入れたい時
- 外気は気持ちいいのに、車内は温度が高めになる時
あれれ?これ、おかしい?壊れてる・・
夏に向けて、以前から欲しかった、「FIAMMAターボキット」を取り付けました。
多くの方がレビューされているとおり、ハイエースへのフィッテイングは、文句なし!です。
ただし、購入したい方は、「知っておいた方が良い点がある」商品です。このあたりを整理します。
「たまたま」とは思いますが、本機の一番弱そうな電気コードのプラグ部分が、一部、壊れた状態の商品が送られてきました。
換気扇を吸気・排気の両方で使う人は、この電気コードは使う必要はありませんが、「新品を買って楽しみに箱を開けたら壊れている・・」というのも残念なので、この確認ポイントを含めて書かせていただきます。
結論から言いますと・・私にとっては、75点くらいの満足商品です!
- 長所:フィッティング&脱着が簡単(必要な時だけ!)
- 短所:風量が弱い(家庭用の扇風機の弱レベル)&細かな造りと付属品に不満
他にかわる、このような商品がありません。記事は、辛口で書いております。ですが、私、もし、この商品が壊れたら、同じものをまた確実に購入すると思います。
わたし、満足しているということですね・・
記事の量が思ったより多くなりましたが、大切な注意点等は記事でまとめましたので、安心してご購入ください。
記事で紹介しているFIAMMAターボキットも、小窓用の網戸船橋物産 ウインドサンシェード L も、夏になるとどのお店も「在庫」が厳しいです。
毎年そんな感じです。必要な方は、まず、購入もしくは予約を急いだほうが良いと思います。
![](https://55hiace.net/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220518123426-160x90.jpg)
FIAMMA(フィアマ) ターボキットとは
この商品は、ハイエース等の窓枠にはめ込むことができる、換気扇です。たくさんの人が、使っておられ、レビューも多い、定番商品と言えます。
もともとは、キャンピングカーの窓や天井へ取り付ける汎用の商品だと思います。
ただ、この商品の取り付け部分のステーの向きを変えることによって、ハイエースのスライドドアの窓枠にピッタリはめることができます。
これを知ったハイエース乗りさんに、広がったのだと思います。
画像はAmazon商品ページより
この商品は、昨年夏は欠品で購入することができませんでしたので、よく使わせえもらう、楽天のカー用品ショップで、1月ごろ購入しました。
価格は、14,980円でした。(当時、楽天最安値)
常時、車内に配置しておく装備ではないと思い、夏対策として、5月に入って取り付けをしました。
電源は、単1電池×8本もしくは、車のシガーソケットから12Vの電源で動きます。
「取り付け前の本体」と「取り付けた状態」を動画で撮影してみました。写真よりわかりやすいのでご覧ください。
取付け作業 しかし、少しだけの作業&別に購入品が必要
- 必要な作業① 電源コードの接続
換気扇を吸気排気の切替で使いたい人のみ作業と購入が必要です。
・
本体付属の「切替用の電源コード」と別に購入した「シガーソケット用 電源プラグ」の電気コードを接続します。
別途、購入する商品 「エーモン 電源プラグ 1536」です。(下の図)
・
・ - 必要な作業② 本体の窓枠を支える部分の向きを取り換える。
ドライバー1本で、2つ(左右4個)のネジで作業ができます。すぐできます。
次の画像にある、下向きに口が開いたようになっている部分(文中では「怪獣の口と表記」)を、上向きに変更します。
文字で書くと複雑そうですが、作業そのものは、説明書を見ながら、ゆっくりやっても20分くらいで終わります。作業内については、もう少し後半にくわしく書いています。
必要な道具(私の場合)
- プラスのドライバー
- 電気コードの被覆(ビニール部分)むぐための電工ペンチ(工作用ハサミでもOK)
- 絶縁テープ
本体の外観
箱から取り出すとこんな感じです。持った感じは、想像以上に軽いです。本体の造りはしっかりしています。
※画像の右下にある金具はハイエースに取り付けるときには使いません。
接続用のケーブルがどこにあるのか?と思って、本体下部にある、電池のフタをあけると、電源用の線が2種類入っています。
2種類の電源用コード 収納場所と(役割)の違い
2種類の電源用コードが収納されている状態。本体を下から見た状態です。
電源用コード2種類というのは、次のように役割が違います。
■先端がシガーソケットにつながる、本体⇔シガーソケットのコード(右の写真)
この線をつかうと、換気扇の反転はできません。一方向での換気に使う場合の線です。 |
![]() |
■換気扇の吸排気を切り替えをするためのコード(右の写真) 切替をするためには、右図にあるように、線の途中についている、コネクターを抜いて、回転して接続します。 写真ではわかりにいくいですが、この線の片側はむき出しの配線(プラスとマイナス)になっています。別にシガープラグを購入しないと使えません。 |
![]() |
換気扇を反転できるように配線を自作する。別部品の購入が必須
普通、自宅の台所などにある換気扇は反転する必要はありません。台所から屋外へ換気をすればよいのですが、車内で利用する換気扇は、吸気・排気が反転したほうが絶対に便利です。
2つの換気パターン
- 車内での飲食をした後などは、車内の空気を外に送り出す。
- 車内の温度が高くなった時などは、車外の新鮮な空気を車内に取り込む。
換気扇 反転のための 簡単工作!
- 換気扇 反転のためには、下のような、シガーソケットをホームセンター等で、別に購入して、上の2本目と書いてある線とつなぎます。
- 配線そのものは簡単です。
部品から出ている電線コードは、2本(プラスとマイナス)です。
コードのそのものに、白いライン(これがプラス)が入っているものと、入っていない「まっ黒」なコードがあります。 - 同じ白いラインが入っているをつなぎ、黒どうしの電線を接続すれば終わりです。
- わたしは、絶縁テープで、線をつないだ部分をくるくる巻きましたが、断線の危険性があるので、きちんとやりたい方は、「はんだ」や「ギボシ端子」を使って接続する方をおすすめします。
実際にギボシ端子で電線を接続する際は、うちは、これを使っています。Amazonのお買い得限定品を選択すると同じものがお安く購入できます。
換気扇の「窓枠 固定部分」はどのような形状になっているのか
下の写真の真ん中ある穴が電源プラグ用の穴です。
本体の白い部分とグレーの取付けステーな部分は、画像内の中央部のネジをゆるめることで外すことができます。
グレーの「(目があって)怪獣の口」が開いたようになっている部分が、ハイエースのスライドドアの窓枠にピッタリはまるのです。この商品の最大の魅力です。
上の画像の「グレーの部分」のみ外すと下のようになります。
本体とネジ2本でしまっています。取り外すと、さらに2つの部品に分けることができます。2枚目の画像
「怪獣の口」部分がはめ込んであるので、一度、取り外して、下向きの「怪獣の口」を上に向けます。
写真を取り忘れたので、下のハイエースのドアにはめ込んだ状態と合成写真をご確認下さい。
箱から出した状態 (変更前 取付方向) |
変更後 取付方向 |
![]() |
![]() |
取付け後の状態 フィッティングは最高!
取付けは、窓枠に挟み込むだけです。窓の面積に対して、下によった位置で固定していますが、これは自由に上方向に変更できます。(左右移動も多少はできます。)
右下から出ているのが、加工した電源コードです。
取り付け後の印象&注意点
- 小窓は自由に開け閉めできる。
- ばね式の固定具(怪獣の口)でとまっているので、上下すれば、簡単に脱着が可能。
- スライドドアを開閉すると換気扇本体が車体にあたります。(干渉します)
これくらいであれば、開閉できますが、うちのレイアウトだと人が通るのがギリギリです。うちのハイエースは、パワースライドドア車に後付けで小窓をつけているので、パワースライドドアを切っておかないと、本体を壊すと思います。
換気扇がつけたいけど、小窓がないという方は、下の記事を参考にしてください。
![](https://55hiace.net/wp-content/uploads/2022/02/IMG20220208133416-160x90.jpg)
取付け&使用した感想 正直レビュー
最初にも書きましたが、この商品の満足度75点くらいと思っています。
多くの方がレビューされているように、固定についてはハイエースにバッチリです。走行中も外れる感じではありません。
その他、次のような印象です。
良い点
- 簡単に取付け(脱着)ができる。普段は収めてます・・
・ - 電気の使用量が少ない。Amazonの商品説明を見ると、3Wと書いてあります。非常に省電力です。ただ、私は、10Wでもいいから、もっと風量がほしい・・
・ - 簡単に換気ができる(当たり前か?)小窓を後付けした効果を実感できます。
・ - ハイエースの窓の溝にぴったりと入る。走行中も安心レベル。
・ - 本体は、思ったより軽量で丈夫そう。
・ - 脱着ができるので、普段はベッド下へ収納して、使用する時だけはめ込んでいる。
気になる点
- 換気扇の風量不足
風量は、わたしの予想以上に弱いです。。他の方の「弱い」というレビューだったのですが・・確かに弱いです。最大にしても 扇風機の「弱」くらいです。正直、あと2倍あっても良いと感じます。
・ - コネクター抜差し時の強度不安
換気扇を反転させるためには、スイッチではなく、接続コネクターの抜き差しをすることになりますが、何となく頼りない・・「グニュ」っていきそうな雰囲気あり。
- 本体から、なぞの?カラカラ音
うちに来た本体は、手で本体を振ると「カラカラ」と音がします。何か作りが悪い印象です。
・ - 本体の取り付けステー(怪獣の口)のネジがダメ
ネジが悪いのか、本体が悪いのか4つあるうちのネジが、最初から効かない状態になっている。切れている感じ?
・ - 説明書に日本語なし
たくさんの人がレビューをしている商品なのでなくても困りませんでしたが、販売店の手作りでも良いのであれば助かる人おられると思います。
・ - スライドドアが全開できなくなる
本体を取り付けるとスライドドアが半分くらいしか空かなくなります。
・ - 色の問題
白い換気扇は外から見ると、極端に目立ちます。何とかしたい。
・ - 換気扇を反転させるのであれば、別途購入品が必要
何か非常に不親切な気がします。これが5,000円の商品なら文句はありませんが・・部品そのものは安いもの(1,000円以下)ですが、手間と商品選定のことを考えると最初から同梱するのがユーザー思いだと思います。
補足情報① 小窓用の網戸(防虫ネット)は必須!
換気扇をつけて、ハイエースを外から見るとこんな感じです。黒のボディーに恐ろしいくらい?白い換気扇が目立っています。正直、カッコ悪いです。
また、夏にこの状態にしておくと確実に虫が入るので、網戸が必須だと思います。
いろいろな意味でこの目立つ白い換気扇が、少しでも何とかならないか?考えていたら、網戸になるサンシェードを購入していたのを思い出しました。
この商品は、ハイエース乗りさんが、YouTube等で複数レビューされている有名?商品です。
本来、この商品は吸盤で窓に引っ付けるタイプの商品で、普通のサンシェードです。ハイエースの小窓を開けた状態にして、挟み込めば、網戸になります。確かに簡単です。
この商品は1,000円少しです。安いです!
専用網戸は高額(1.2~1.5万円)なので、10分の1です。十分、ハイエース用として使えます。
小窓の開閉もできますので、夏場は絶対に重宝する商品だと思います。脱着も簡単です。
だたし・・下の2枚目の画像にあるように、ぴったりと言っても、95点くらいの精度です。
どこか1か所は少し浮いた感じなります。(私は我慢できるレベルですが。。)
換気扇を付けた状態で、外から写真を撮影したのですが、光の加減で網戸がほとんど映らないのです。申し訳ないのですが、車内からの画像で確認をしてください。
外から見ると、多少は目立たたなくなりますが、2~3割程度だと思います。それにしてもかなり目立つ換気扇です。
補足情報② 元々のプラグが壊れていた件
記事の最初に書いたのですが、うちに送付された商品は、電源コードの一部分が壊れていました。
壊れていたのは、次の部品です。シガープラグの最先端部分(ソケットに入込む部分)がバラバラの状態で透明のナイロン袋に入れてありました。商品の確認はしないのでしょうか??
最初は、組み立てるものなのか?と思って試行錯誤しましたが、本来、一体化していないといけない部分が2つに割れていました。
- 下の画像1枚目が正常な(プラスチック)ネジの状態。(わかりやすく重ねただけの画像です。高さ1㎝弱の部品)
・ - 下の画像2枚目が、破損した状態。シガーソケットの「ネジの溝部分」と「電極を抑える部分」が割れて分離しています。
小さな部品ですが、ここが壊れると、中身のヒューズや電極をソケット内に固定できませんので、上の箱の画像のような状態にはなりません。
・ - この電気コードを使う方は、あまり部品的に強くない可能性がありますので、ヒューズの交換時、点検時等、あまり力を入れてネジに負荷を掛けない方が良いと思います。
私の使用用途(換気扇の効果を正転・反転切替え)する配線であれば、下の部品は使用しない部品であったのと、購入後、4か月以上が経っているので、返品・交換の連絡はしていません。
まとめ
商品のレビューで、辛口部分をたくさん書いてしまいましたが、ハイエースで換気扇を後付けするなら、この商品一択だと思います。レビュー件数も多いのがわかります。
わたしは、たまたま不良部品が含まれましたが、他の方でそのようなことはなかったのだと思います。ネットの評価等を見ても大丈夫なレベルだと思います。
2022/5/7 追記 私の購入した、楽天ショップのレビューで同じ症状の書き込みを発見しました。購入したのも同じ時期です。到着したらすぐに商品を確認した方が良いようです。
〇〇 〇〇さん 50代/男性 付属品はダメでしたが
シガーソケットアダプターが破損状態で届きましたので、一応ショップさんに連絡。元々このアダプターでは正回転しか出来ないため、もう1つ付属の正回転逆回転切り替え可能なアダプターは生きていて、製品も正常に動作したので交換依頼はしませんでした。車内調理時の換気には十分な風量なので活躍してくれると思います。(コメント欄より抜粋)
ハイエースの車内から、換気扇が自由に脱着できるのは絶対に便利です。
うちは車中泊の時だけ設置して使います!
それより何より、夏に向けて、この手の季節商品は一気になくなる可能性があります。(昨年の夏も在庫がありませんでした)
必要な方は早めに予約をしておくことをおすすします。
【追記】本体の収納場所について ガラス面に収納!?
購入して2年近く経ちますが、以外と困るのが本体の収納場所です。
予定していたキャンプや車中泊であれば、FIAMAを窓に取付けて、出かけることができますが、取り付けた側のスライドドアは開閉はできなくなります。
いつもの習慣でドアを開けると、本体を壊してしまう可能性もあります。本体だけでなく、配線を切断する危険もあります。
また、車中泊をしていると夜が寒くても、朝になって急に車内が暑くなることもあります。
そんな時に、さっと取り出せる場所を考えたいと思いました。
そこで考えた収納場所はここです。スライドを開けた状態の画像です。スライドドアの後ろの固定窓に取り付けています。窓にそれなりに取り付けていますが、換気扇としては使えませんが・・
扇風機としては使えます。(要配線)
あくまでも収納場所として使っています。
透明の吸盤(ダイソー100円)をガラスに取り付けてヒモでぶらさげているだけです。下が購入した吸盤です。
![]() |
耐荷重について
1個で1.5キロまで大丈夫と書かれています。 FIAMAターボキットの重さは1.3キロです。 【重要】 |
また、走行時に、本体下の部分がガラス(FIAMAの赤い文字のある裏側・ガラス側)にあたって「カツン」「カツン」と音がでるので、両面ゲルテープ(超強粘着タイプ)で固定しました。
3週間くらいこの状態で使っていますが異音はありません。引っ付いて固定されています。
車内の両面ゲルテープは、装備の異音防止に使えます。100円で遠慮なく使えます。
FIAMAに決めきれない人に おすすめ商品があります!
最高の換気扇見つけました。FIAMAもハイエースにピッタリの最高の商品だと思いますが、こちらは完全に、ハイエース専用です。
FIAMAは、黒いハイエースでは、デザイン的には浮いた感じが否めません。
また、脱着に時間はかかりませんが、スライドドアの開閉時にスライドドアにFIAMAが当たるので、常時、設置していません。必要時のみ取り付けています。
自作のベッドキットの下に箱に入れて収納しているので、取り付けは正直、おっくうです。
お気に入りにの商品ですが、1シーズンで利用でしたのは数回です・・(残念)
うちの使い方では、常時、設置しているタイプが向いていたようです。
すごいもの見つけました!
ベンちゃんの動画は、大ファンでいつも見ています。
ご紹介したいのは、AKカンパニーさんの商品です。
下の画像は、AKカンパニーさんのホームページのものです。
FIAMAとは違う魅力があります。
- 本体が、機械的でカッコいい。(色はブラックが好きです)
- 小窓に設置したままで使える。
ただし、電源の配線は必要になります。USB(風量は弱い)で配線しないとドアの開閉は難しいようです。 - 小窓の開閉ができます。小窓のロックがかかる部分で止めると防犯上も良さそうです。
わたしも、現品を見た訳ではありませんから、何とも言えない部分ありますがかなり、良い感じです。くわしくはホームページをご覧ください。
FIAMAの場合の魅力は、ファンのサイズがかなり大きいですし、他の車にも流用可能と思われます。
また、掃除が楽というメリットもあると思います。みなさん、よく考えて購入を検討くださいね。
AKカンパニーさんの商品ではありませんが、パネルだけの販売商品もありました。こちらなら価格も安いですし、FIAMAを購入した後の私も手が出しやすいです。(ファンとバッテリー別売りです。)
ハイエースのパーツって本当にいろいろあって、最高に楽しいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ、クリックください。励みなります。
![](https://55hiace.net/wp-content/uploads/2022/05/IMG20220518123426-160x90.jpg)
![](https://55hiace.net/wp-content/uploads/2022/04/IMG20220411120254-160x90.jpg)