みなさんは、ハイエースの盗難防止のために何か使われていますか?
Twitter見いて、盗難被害ランキング(台数順)のツイートが目に入りました。データの出典など、くわしい話は分かりませんが、ハイエースは狙われる車のようです。(昔から言われますよね)
盗難被害ランキング(台数順)
1位 トヨタ プリウス
2位 トヨタ ランドクルーザー
3位 トヨタ ハイエース(レジアスを含む)
4位 トヨタ レクサスLS
5位 トヨタ アルファード— VictoryRoad (@victoryroadas) July 2, 2023
ハイエースに乗られている方で、盗難を気にされている方は多いと思います。
ハイエースは息の長いモデルですし、海外を含めてバラバラにしても部品としての需用も高いとの話も聞いたことがあります。オーナーにとっては、ホントこわい話です。
うちも、ハイエースを購入してから、はじめて車両保険(車両盗難に対応)に入りました。
ハンドルロックや他の対応もやってます。
YouTubeで元警察官の人が、話をしておられました。
最近、盗まれた車やバイクは一定期間、人目に付きにくい場所に保管されてから、別な場所へ移されるということでした。
これを聞いて、パソコンやスマホ等のガジェット好きの私は、ハイエースの盗難に対応するいい方法を思いついて実践したので紹介させてください。
今回は、古いスマホを使って、6カ月
「POVO」&「古いAU系スマホ」で常に車の位置情報を把握する
わたしは、メインの通信回線以外に、うちは「POVO」というAU系のSIMカードも契約しています。
このSIMカードは、車中泊にピッタリのSIMカード&スマホ料金なんです。
SIMカードというのは・・
スマホの契約情報・接続情報等が記録されているICチップのついた小型のカードのことです。
最近では小型のカードのSIM以外にも、e-SIMなんていう、「カードが存在しない、情報のみのSIM」も販売されています。
スマホはこのSIMカードを差し込むことで通信ができるようになります。
車中泊好き ハイエース乗りさんに、おすすめしたい POVO
POVO(ポヴォ)はAUのオンライン(ネット)専用の格安プランの名前です。
下のような、かわいいキャラクターを見たことありませんか?
画像は、POVOの公式ホームページからのもので、ホームページにリンクしています。
これを契約をしてSIMカードを2枚持っています。
(契約事務手数料も無料です。6回線まで)
契約しているPOVOの特徴・魅力
- 手続きがネットで完結!
面倒なサービスの申込みは、すべてネットからOKです。本人確認用の免許証等があればすぐに手続きは終わります。
・ - 月額基本料(維持費)が不要
必要なデータ量やかけ放題を購入(トッピング)する方式です。トッピングしなくても無料の着信電話としては利用できます。ただし・・半年以上、課金しないと、最終的には契約が解除される仕組みのようです。
・ - データ使い放題(24時間)330円!
うちは車中泊で出掛ける時は、いつもPOVOの、このプランを使います。
24時間と書いてありますが、使い始めた、翌日の夜中の12時まで大丈夫なので、実質1泊2日がデータ使い放題になります。
・
車中泊やキャンプの時って、よくデータを使います。移動中はAmazonミュージックを聞いてますし、マップや検索もよく利用します。
・
特に雨の日の車中泊は、YouTubeやAmazonプライムビデオ見て過ごしています。
そうなるとデータ使用量がすごいことになります。2日で10GB以上使うことも普通にあります。
POVOを活用した 維持費(半年)330円の盗難防止の方法
家の整理をしている時に、かなり前に使っていたスマホを見つけました。
UQモバイルで購入したHuaweiのスマホです。画面は少し、ひび割れていますが、まぁまぁ、きれいなスマホです。
このスマホで、POVOを使えるようにしました。
SIMカードを入れて、APNという簡単な設定をしたらすぐにAU(POVO)の電波をつかみました。
APN設定の方法はこちらのページがわかりやすいです。
これでOKです。トッピングもしていない無料状態のPOVOをどう使うのか?
スマホの位置情報を使って、盗難対応のためのGPS発信機として古いスマホ&POVOを利用するのです。
スマホ(androidでもIPHONE)には、「(デバイスを)さがす」という機能がついていて、同じアカウントで登録した機器(スマホやタブレット、スマートウオッチ等)等の位置情報を探す機能があるのです。
①「デバイスを探す」を インストールします androidのスマホの場合 → |
②デバイスを探す を開く 持ち物が表示されるので、 探したいデバイスを選択 |
③スマホの場所が 表示される |
POVOは、課金をしない状態(無料)でも、送受信最大速度128kbpsで使用できます!
この通信速度では、通常は何もできないレベルですが・・GPSを使った位置情報を発信するには、問題ない通信速度です。
(「さがす」の機能は、通信契約がないと、使用できません。)
つまり、無料のPOVOのおかげで、スマホは位置情報を発信してくれているということです。
遅れや誤差も多少出ますが、位置情報を追従することも可能です。
「維持費 半年で330円」と書いたのは、POVOから解約されれないための費用です。
半年に一度程度、課金サービスを利用していれば良いので、車中泊の時にでも使わせてもらいましょう。実質、無料のようなものです!
測位の速度やレベルはどの程度か?
位置情報を把握するスピードについて、気になる方もおられるでしょう。
走行する車に追従するほどの、精度ではありませんが、数分に1度程度、測位をしている感じです。
POVOの128Kbpsという低速状態なので、タイムラグがあるのかな?と思い、
普通速度のスマホを使ってみましたが、GPS測位の速度に変化はありませんでした。
別の記事で書こうと思っていますが、
私、下の紛失防止トラッカーも使っています。
(IPADのセルラーモデルで、「IPHONE(IOS)の探す」で計測しても速度には変わりありませんでした。
Anker Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Link
私の使用環境では、通信速度とGPS測位の速度に関係はないように感じました。
(SIMカードが入っていなければ、位置情報は共有されません・・)
使用する 端末(スマホ) 選びのポイント
基本は、少し古めの、AU系のスマホがおすすめです!
SIMフリーでなくても、4GでつながるAUのスマホであれば、ほぼ大丈夫な気がします。
しかし、ネット等で調べた方が安心です。よく売れたスマホであれば、「POVOで通信ができたとかできない」とかの情報がネットでいくらでも出てきます。
また、不安な方はPOVOの公式ページを見れば対応端末が書いてあります。対応は間違いないです。
(ただし、比較的、最近のスマホが多いです。)
POVOのホームページより、対応端末一覧
スマホを選ぶときに、外観のキレイな高価な機種を選ぶ必要はありません。外観は関係ないです。
また、バッテリーが弱った古い機種でも大丈夫
うちは、シガーソケットにUSBのシガーソケット経由で、常時、充電の状態で使っています。
大切な注意点
スマートフォン等、バッテリーのある精密機器は、高温に強くありません。
暑い時期に、スマホを車内に置いていると高温になって、不具合や火災の危険もゼロではありません。注意してください。特にダッシュボードの直射日光は危険です。
暑い日はスマホのためにも持ち出した方が無難だと思います。
私は、直射日光を避けて、車内に放置していますが今の所、変わったことはありません。
スマホの車内放置は危険です!うっかり放置してしまったら
外部リンクはこちら
また、盗難防止のためのスマホですから、あまり目につく場所に置いておくのも問題だと思います。
シガーソケットからUSB電源をとるのも良いですが、100Vコンセント付の車種であれば、リアのコンセントから電源を取れば、目につきにくいと思います。
下のようなUSBコンセントが必要になります。
盗難犯にスマホが見つかると、すぐに捨てられそうですが・・
車がなくなった!と思ったら、すぐにスマホで「探す」をすればよいです。時間が勝負ですね。
まとめ
古いスマホと、維持費ゼロ円のSIMカードで、GPS発信機を試してみました。
思った以上に使えそうな感じです。
今回の記事はandroidのスマホでしたが、iPhoneでも同じことができます。
手元にiphoneがある方にはおすすめですが、相対的にiPhoneは中古端末価格が結構高いです。
また、iPhoneユーザーの方は、エアタグ(Air Tag)という優れものがあります。
これがあれば、車内にスマホを準備する必要もありませんし、通信契約も不要です。
ただし、落とし物、紛失物を見つけるためのものなので、移動を常時検知するのは難しいようです。
また、ストーカー等での悪用を避けるために、他人のAir Tagを一定時間、持ち歩いていると、iPhoneに通知を出してくれるセーフティー機能があります。(androidにもアプリあり)
つまり、車の盗難犯がiPhoneユーザーであれば、知らないAir Tagが車内にあることが、犯人に知らせされる仕組みです。
Googleには、現時点では同じようなトラッカーはありませんが、同じような業界ルールで動くガイドラインに同意した・・というような記事がありました。
最新の位置情報システム
使っているスマホが、iPhone11以降であれば、UWB(超広帯域無線通信)を使って、数センチレベルの位置情報が把握できるようです。
これがあれば、広いショッピングモールの駐車場で、自分の車の場所がわからなくなった時に確実に車の場所を探すことができそうです。
現状の「デバイスを探す」でも、運が良ければ駐車場の車なら見つかると思いますが、精度は環境によると思います。
今、対応の端末がないので確認できませんが、手元にiPhoneが戻れば記事にする予定です。
iPhoneのUWBの参考記事はこちら(外部リンク)
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